ナノ粗さ高さ計測器 ナノセブン
100µm×100µmエリアの表面粗さをわずか25秒で計測します。※3µmピッチで計測の場合。
AFMでは一般的に15分程度必要です。
ナノセブンの計測範囲は、サンプルステージの可動領域に依存します。X軸(横軸)45mm、Y軸(奥行軸)45mmまで可動できるため、この領域内であれば理論的には一度に計測することが可能です。またサンプルステージの大型改造を実施することができ、より広い範囲の計測も可能です。
ナノセブンの採用している「光ヘテロダイン干渉計測式は、一般的な白色干渉計測と異なり、干渉縞による計測を使用していないため、外乱からのノイズに強く、防振台を必要としません。
原則として、計測対象物への特別な前処理は必要ありません。また真空設備も使用していません。専用のオペレーターがいなくても操作可能な簡単操作設計となっています。
ナノセブンは光ヘテロダイン干渉計測方式を採用しており、光の波長の位相差を基準とした計測方法であるため、高さ分解能は0.1nm(ナノメートル)以下の計測が可能です。
ナノセブンは赤色レーザーによる非接触型の計測器ですので、計測対象物に悪影響を与えません。また非接触であるため接触型の計測器と比較して高速計測が可能です。レーザー出力もわずか数ミリワットの低出力なので省エネルギーかつ安全な設計です。
設置時に防振台や真空設備などの付帯設備の必要がなく、また消耗品もほとんどないため購入後のランニングコストを抑えることができます。また専用オペレーターも必要ないため人件費削減にも貢献いたします。
【5.表面粗さ計測事例 】
【6.参考資料 】
※本仕様は改良のため、予告なく変更する場合がございますので、ご了承下さい。
ナノセブンは、他の計測装置と比較して広範囲かつナノレベルの高さの計測が可能です。
◇通常の光干渉計測では、その原理にホモダイン干渉が用いられています。 ◇同一周波数光の静止した干渉縞の強度を画像解析し計測されます。
◇光ヘテロダイン干渉法で形成した2つのレーザ光を計測対象へ照射する事で光の位相が発生します。
◇この光の位相差を電気的に検出する事で光波長を高さの基準とし図のような測定精度を得て保証しています。
『 段差標準ゲージ VLSI社/USA 』 ・ナノセブンの校正には、米国VLSIスタンダード社の4種類の薄膜標準高さゲージを使用しています。この製品は米国の国立標準技術研究所の定める基準に基づいて製作されており、世界中の段差計測の基準として使用されています。・以下の計測データでは、ゲージ中央部の基準段差(実測値20.2nm)を2Dで計測しています。